「目付」について – 剣道コラム

このコラムは、当剣友会会長からお借りした、むずかし〜い剣道書から抜粋して、できるだけ分かりやすく紹介するコラムです。日頃の稽古のよりどころになれば幸いです。

目は心の窓。
今回は目付けについてです。

剣道では良く「一眼、二足、三胆、四力」と言われ、目は重要な要素であると教えています。
相手の動き、剣先の動きを見極める目、心の動きや働きを洞察する心の目を持たずして勝ちを得ることはなかなかできるものではありません。各流派の伝書等も「目付」という言葉を使って、詳しくその重要性を説いています。

宮本武蔵の五輪書をみてみましょう。(一度全文読んでみたいですね!)

五輪書 水の巻では、
「目のくばりは大きく広く、"観"すなわち物事の本質を深く見極めることを第一とし、"見"すなわち表面に現れた動きをみることを第二に」と書かれています。更に、「離れたところの様子を具体的につかみ、また身近な動きの中から、その本質を知ることが兵法の上で最も大切である」と言っています。

目付は、あくまで相手の目を見つめると共に、はるか遠くにある山を見るように全体を見てどこに弱点があるか見破る目付が大切だと言う事です。

剣道では、驚懼疑惑(きょうくぎわく)といって、四つの戒めを説いている言葉があるそうです。相手と向かい合ったときにおこる、驚きや恐れ、うたがい、まどい、躊躇など、心が動揺する状態を指すのですが、そうした時私たちは、ついお尻を引き、首をすくめ、目を伏せがちです。
これでは相手の動きを良く見ることはできませんし、その物だけに心が奪われ、一点に目が向いてしまっては全体を見てとることができません。

剣道では、
・目をきょろきょろさせず、
・額にしわを寄せず、眉の間にしわを寄せ、
・目の玉を動かさぬよう、
・またたきしない気持ちで目をややすぼめるようにして、
・うらやかに相手の頭の天辺から足の爪先まで見る、
目付が大切であると教えています。

初歩的段階の人には、この目付はなかなか難しいものです。
具体的にどこに目をつけるかはいくつかあり、
「二つの目付」…相手の剣先と拳を見る。
「楓の目付」…相手の小手を見る。
「谷の目付」…相手の顔を見る。
「二星の目付」…相手の目を見る。またはこぶしを見る。
「蛙の目付」…相手の肩を見る。
等があります。
とても奥が深いのですね。

「目は口ほどに物をいい」と言います。
心の働きは目に現れ、それが実際に動きとして、剣先とこぶしに現れます。

目付けは普段の稽古から研究しておきたいですね。

Neko

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gashinkendo

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